目次
はじめに
この記事の目的
この連載では、生クリームを使わずに「濃厚でクリーミーな明太子パスタ」を作る方法を分かりやすく紹介します。牛乳、クリームチーズ、バター、マヨネーズなど手に入りやすい食材で、コストを抑えつつ満足感のある味わいを目指します。
何が特徴か
- 生クリームを使わないため、脂肪分を抑えられます。
- 調理が簡単で、普段の食材で再現できます。
- 仕上がりは濃厚で、明太子の風味をしっかり感じられます。
読み方のポイント
各章で基本の作り方とアレンジを示します。まずは第2章で生クリームなしの基本レシピを学び、その後、牛乳やチーズを使った濃厚バリエーション、最後に応用レシピへと進みます。
料理の小さなコツ
パスタはアルデンテに茹で、茹で汁でソースをつなぎます。明太子は膜を取り、味を見ながら塩加減を調整してください。食材の分量や加熱時間を守ると失敗が減ります。
これから順にわかりやすく解説します。料理初心者でも取り組みやすい内容にしていますので、気軽に試してみてください。
明太クリームパスタの基本レシピ(生クリームなし)
材料(2人分)
- スパゲティ 200g
- 明太子 2腹(約60g)
- クリームチーズ 50g
- 牛乳 100ml
- オリーブオイル 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- かつお節 適量
- 塩・黒こしょう 適量
- パスタのゆで汁 大さじ2
作り方
- 塩(1Lあたり10g程度)を入れた湯でスパゲティを袋表示より1分短めに茹でます。
- 明太子は皮を取り、フォークでほぐします。クリームチーズは耐熱容器で20〜30秒温めて柔らかくします。
- 温めたクリームチーズに牛乳を少しずつ加えよく伸ばし、滑らかなソースを作ります。塩気が足りなければしょうゆを加えます。
- ほぐした明太子とかつお節をソースに混ぜ、ゆで汁を加えて濃度を調整します。
- 茹で上がったスパゲティをソースに加え、手早く和えます。火は止めてから和えると分離しにくいです。仕上げにオリーブオイルと黒こしょうを振り、好みで刻みのりや青ねぎをのせます。
ポイント・コツ
- クリームチーズは温めて柔らかくすると牛乳と馴染みやすいです。
- ゆで汁を少しずつ加えて好みのとろみを調整してください。
- 火にかけすぎると分離するので、和えるときは火を弱めるか止めてください。
生クリームなしで濃厚なたらこパスタのレシピ
はじめに
生クリームを使わなくても、たらこの旨みを引き出して濃厚に仕上げられます。ここでは牛乳や豆乳、マヨネーズを組み合わせてコクとクリーミーさを出す方法を紹介します。手軽で失敗しにくいです。
材料(2人分)
- スパゲッティ:160〜200g
- たらこ:2腹(約60〜80g)
- 牛乳または無調整豆乳:100ml
- マヨネーズ:大さじ2
- バターまたはオリーブオイル:10g
- 塩、黒胡椒:少々
- パスタの茹で汁:お玉1杯(約100ml)
- トッピング:刻み海苔、刻みねぎ、レモン汁少々
下準備
- たらこは薄皮を取り、ほぐしておきます。塩分が強ければ軽く水で洗いキッチンペーパーで拭いてください。
- 牛乳は人肌に温めます(沸騰させない)。
作り方
- 塩を入れたたっぷりの湯でパスタを表示より1分短く茹でます。茹で汁を取っておきます。
- フライパンにバターかオリーブオイルを入れて弱火で香りを出します。火は弱めを保ちます。
- 温めた牛乳とマヨネーズを加え、よく混ぜてソースを作ります。ここで乳成分が分離しないように強火にしないでください。
- 火を止めてからほぐしたたらこを加え、素早く混ぜます。パスタと茹で汁を加えて手早く和え、ソースを乳化させます。
- 味を見て塩、黒胡椒で調整し、器に盛って刻み海苔やねぎ、好みでレモンを絞って完成です。
ポイントとアレンジ
- マヨネーズは加えることで油分と乳化力が増し、少量で十分なコクが出ます。
- 豆乳を使う場合は無調整が合います。風味が物足りないときはバターを少し足すとよくなります。
- 茹で汁でとろみをつけると、クリーミーに仕上がります。
牛乳とチーズで濃厚仕上げ!明太子パスタ
材料(2人分)
- スパゲッティ 200g
- 明太子 1腹(ほぐす)
- 牛乳 200ml
- バター 20g
- にんにく 1片(みじん切り)
- チーズ(粉チーズやとろけるチーズ)大さじ3
- 昆布だし 小さじ1
- 塩、こしょう 少々
- オプション:刻みのり、万能ねぎ、レモン
作り方
- 塩を入れた湯でスパゲッティを表示時間より1分短めに茹でる。茹で汁をカップ1/2取る。
- フライパンにバターを溶かし、弱火でにんにくを炒め香りを出す。
- 牛乳と昆布だしを加え、軽く煮て30秒ほどとろみを出す。
- 火を弱めてチーズを加え、よく混ぜる。
- 火を止めてほぐした明太子を加える(弱火または余熱で調理)。塩気を見て調整する。
- 茹で上がったパスタを入れ、茹で汁で濃度を調整しながら和える。
ポイントとコツ
- 明太子は加熱しすぎないと風味が落ちるので、仕上げは余熱中心にします。
- 牛乳は低温でゆっくり温めると分離しにくいです。
- チーズは粉チーズで旨味を補い、とろけるチーズでコクを出せます。
盛りつけ
器に盛り、刻みのりと万能ねぎを散らし、好みでレモンをひと絞りしてどうぞ。
生クリーム不要!濃厚明太クリームパスタ
概要
バターと薄力粉でルウを作り、牛乳を少しずつ加えてクリーム状に仕上げます。顆粒コンソメで風味を整え、明太子の旨味を引き立てるレシピです。生クリームを使わずに濃厚さを出せます。
材料(2人分)
- スパゲッティ 200g
- 明太子 2腹(約80g)
- バター 20g
- 薄力粉 大さじ1と1/2
- 牛乳 300ml
- 顆粒コンソメ 小さじ1/2〜1
- 塩、黒こしょう 少々
- オリーブオイル 大さじ1
- パセリや刻み海苔(飾り用)
作り方
- パスタは表示時間より1分短めに茹でる。茹で汁を100mlほど取る。
- フライパンにバターを溶かし、薄力粉を加えて弱火で1分ほど炒める。粉臭さを飛ばします。
- 牛乳を少量ずつ加え、その都度よく混ぜてダマを作らないようにする。とろみがつくまで中火で約2〜3分煮る。
- コンソメを加え、塩で味を整える。茹で汁で濃度を調節する。
- 火を弱め、ほぐした明太子とオリーブオイル、茹でたパスタを加え素早く和える。明太子は加熱しすぎないように注意する。
ポイント
- 牛乳は少しずつ加え、泡立て器や木べらでよく混ぜます。ダマができにくくなります。
- 明太子は最後に加え、粒を残すと食感が良くなります。
バリエーション
- ベーコンやしめじを炒めて加えると旨味が増します。
- 仕上げに粉チーズをひとつまみ加えるとコクが出ます。
保存と温め直し
余ったソースは冷蔵で2日程度保存。再加熱時は牛乳少量を足して弱火で温め直してください。
牛乳で作る明太子クリームパスタのレシピ
説明
生クリームを使わずに牛乳で作る、手軽でクリーミーな明太子パスタです。忙しいときのランチにも向いています。牛乳を弱火で乳化させることでなめらかなクリーム感を出します。
材料(1人分)
- スパゲッティ 100~120g
- 明太子 1腹(約80〜100g)
- 牛乳 200ml
- バター 20g
- にんにく 1片(みじん切り)
- 粉チーズ 大さじ1
- 昆布だし(顆粒)小さじ1/2
- 塩・こしょう 適量
- オリーブオイル 少々
- 刻み海苔・刻みねぎ(飾り用)
作り方
- 大きめの鍋で塩(分量外)を加えてパスタを表示時間より1分短めに茹でます。ゆで汁をカップ1/2分取っておきます。
- 明太子は包丁で縦に切り開き、中身をしごき出しておきます。
- フライパンにバターとにんにくを入れ、中火で香りが立つまで炒めます。にんにくが焦げないよう注意します。
- 牛乳と昆布だしを加え、弱火〜中弱火で温めます。沸騰させないようにして、ふつふつしたら火を弱めます。
- 粉チーズを加えて混ぜ、パスタのゆで汁を少しずつ加えてとろみを調整します。滑らかになったら火を止めます。
- 明太子を加えて手早く混ぜ、茹で上がったパスタを入れて全体を和えます。味を見て塩・こしょうで整えます。
- 皿に盛り、刻み海苔と刻みねぎを散らし、仕上げにオリーブオイルを少量たらします。
コツとアレンジ
- 牛乳は強火で加熱すると分離しやすいので、弱火でゆっくり温めてください。
- とろみが足りないときは、ゆで汁を少しずつ加えて乳化させると自然にまとまります。
- もっとコクが欲しい場合はバターを少し増やすか、最後にパルメザンを振ってください。
- 明太子の辛さを調整したい場合は、半量をソースに混ぜ、残りをトッピングとして使うと見た目も良くなります。