目次
はじめに
レシピの概要
この章では、手羽先に明太マヨを詰めて焼く料理の全体像をやさしく紹介します。材料は手羽先と明太子、マヨネーズを中心に数点だけです。オーブン、魚焼きグリル、フライパンのいずれでも作れますので、普段の食卓にも取り入れやすいです。
どんな料理なのか
明太子の旨みとマヨネーズのまろやかさを手羽先のジューシーさが包みます。外は香ばしく、中はとろりとした食感が楽しめます。お酒のおつまみやご飯のおかず、子どものお弁当にも向いています。
使う調理器具と向き不向き
- オーブン:ふっくら焼けて皮が均一に色づきます。まとめて作るときに便利です。
- 魚焼きグリル:短時間で香ばしく仕上がります。庫内の火力に注意してください。
- フライパン:焼き加減を見ながら調整できます。コンロ一つで手早く作れます。
なぜ失敗しにくいか
中に詰めるだけのシンプルな操作で、味のバランスも取りやすいです。下処理で骨まわりの水分を拭き取れば皮がはがれにくく、焼き時間と火力を守れば焦げや生焼けを防げます。
この後の章で学べること
第2章で基本の作り方を手順ごとに詳しく説明します。第3章では簡単なアレンジをいくつか紹介しますので、好みに合わせて変化を楽しんでください。
基本の明太マヨ手羽先
材料(2人分)
- 手羽先6本
- 明太子1腹(40〜50g)
- マヨネーズ大さじ2
- 塩・こしょう少々
- あれば柚子こしょう少量、青じそ・小ねぎ・レモン適量
下ごしらえ
手羽先はキッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。関節側から包丁を入れ、骨に沿って切り開きます。指で骨を押さえながら肉を広げ、内側にポケットを作ります。明太子は薄皮を切り裂き、中身をスプーンで出します。マヨネーズと混ぜ、味を見て塩は控えめに調整します。柚子こしょうを少量加えると香りが引き立ちます。
焼く前の準備
ポケットに明太マヨを詰め、口を押さえて楊枝で2本ほど留めます。表面に軽く塩・こしょうをふります。詰めすぎると加熱で膨らみやすいので、詰め量は8〜9割が目安です。
焼き方(オーブン・魚焼きグリル)
オーブンは200℃に予熱し、15分前後焼きます。表面がこんがりして中まで火が通れば完成です。魚焼きグリルは中火で7〜10分、途中で焦げそうならアルミをかぶせてください。
焼き方(フライパン)
少量の油を熱し、皮目から中火で焼き色を付けます。裏返して弱火にし、ふたをして7〜8分蒸し焼きにします。中心まで火が通ったら火を止めます。
仕上げ・盛り付け
器に盛り、刻んだ青じそや小ねぎを散らします。レモンを添えてお好みで絞ります。追いマヨをする場合は薄くかけてコクを足してください。
ワンポイント
焼く前に表面に小さな切り込みを入れると破裂を防げます。残った明太マヨはパンや野菜につけても美味しいです。
アレンジアイデア
はじめに
定番の明太マヨ手羽先にひと工夫加えるだけで、おかずにもおつまみにもなります。ここでは簡単で失敗しにくい3つのアレンジを詳しくご紹介します。
チーズ明太手羽先
作り方:明太子とマヨネーズを混ぜて詰め、詰め終わったらピザ用チーズやとろけるチーズをたっぷりのせます。200℃のオーブンで12〜15分、表面がきつね色になったら取り出し、必要なら2〜3分グリルで焼き色をつけます。
コツ:モッツァレラと粉チーズを混ぜると伸びとコクが出ます。焼きすぎるとパサつくので短時間で仕上げてください。
明太ポテト手羽先
作り方:じゃがいもを茹でて熱いうちに潰し、明太子、バター、塩少々を混ぜて具にします。水分が多いと詰めにくいので、緩ければ粉チーズかパン粉で調整してください。詰めたら200℃で約20〜25分焼きます。
コツ:マッシュにコーンや刻みパセリを混ぜると食感と彩りがよくなります。
おつまみ寄りの味付け
仕上げに七味唐辛子や粗挽き黒こしょうを多めに振ると、ビールやハイボールにぴったりの味わいになります。レモンを一絞りすると味が締まり、重くなりすぎません。さらに香ばしさを出したければ、焼き上がりに醤油を少量塗って軽く炙ると香りが立ちます。
盛り付けでは、温かいうちに出すとチーズや明太の風味が引き立ちます。どれも手軽に試せるので、好みに合わせて組み合わせを楽しんでください。