目次
はじめに
明太子と納豆のおつまみが愛される理由
明太子のピリッとした辛みと納豆のねばり、旨みが合わさると、素材の個性が引き立ちます。作り方は和えるだけが多く、短時間で用意できるため、家飲みやちょっとしたおもてなしにぴったりです。日本酒やビール、焼酎など幅広い酒に合いますし、単品でごはんのおともにもなります。
本書で扱う内容
本記事は次の4つの章で構成します。
– 定番:明太納豆和え
– さっぱり系おつまみ
– ちょいアレンジおつまみ
– 手軽に作るコツ
それぞれ、基本レシピと簡単なアレンジ、作るときの注意点を分かりやすく紹介します。
誰におすすめか
料理初心者の方、忙しくて手早く一品を用意したい方、晩酌を少し華やかにしたい方に向いています。材料はスーパーで買えるものが中心です。
準備の基本ポイント
- 明太子は辛さや塩気を好みで調整してください。
- 納豆は付属のタレで味を整えると失敗が少ないです。
- 生で和えるだけでも十分ですが、短時間加熱すると風味がふくらみます。
これから、章ごとに具体的なレシピと工夫を紹介します。簡単でおいしい組み合わせを見つけて、ぜひ気軽に作ってみてください。
定番:明太納豆和え
材料(1〜2人分)
- 納豆:1パック
- 明太子:1腹(ほぐしておく)
- しょうゆ:小さじ1程度
- 刻みねぎ:適量
- 好みで:からし、ごま油少々、焼き海苔やクラッカー
作り方
- 納豆をパックから出し、付属のタレや辛子があれば加えて軽く混ぜます。
- 明太子は薄皮を取り、包丁で軽くほぐしておきます。
- 納豆に明太子を加え、しょうゆを少量垂らして全体をやさしく混ぜます。ねぎを散らして風味を整えます。
盛り付けと食べ方
小鉢に盛ってそのまま出すと見た目がきれいです。焼き海苔やクラッカーにのせると食べやすくなり、お酒のおつまみにぴったりです。熱々のご飯にのせてもおいしくいただけます。
コツ・ポイント
- 明太子は塩気があるのでしょうゆは控えめから始めて調整してください。
- 粘りを出したい場合は納豆をよく混ぜてから明太子を加えるとまとまりよくなります。
- お子様や辛さが苦手な方は明太子の辛味を軽く水で流すか、マヨネーズ少量を合わせるとまろやかになります。
バリエーション
- 冷ややっこにのせる
- 刻みのりとごまをふって香ばしく
- 少量の刻みしそでさっぱりと
さっぱり系おつまみ
紹介
きゅうりの薄切りを軽く塩もみして水気を切り、納豆と明太子で和えるだけのさっぱりおつまみです。口当たりが軽く箸休めになり、暑い季節や飲み物の合間にぴったりです。
材料(2人分)
- きゅうり:1本
- 納豆:1パック
- 明太子:1腹(約30〜40g)
- 白ごま:小さじ1
- 刻み海苔:適量
- 好みでごま油少々、またはポン酢少々
作り方
- きゅうりは薄切りにし、軽く塩(分量外、少々)を振って5分ほどおきます。水が出たら軽く絞って水気を切ります。
- 明太子は皮を取り出してほぐします。納豆は付属のタレを使うか、好みで少量の醤油を加えて混ぜます。
- ボウルにきゅうり、納豆、明太子を入れてさっくり混ぜます。粘りを楽しみたい場合は納豆をよく混ぜてから合わせると良いです。
- 器に盛り、白ごま、刻み海苔を散らして完成です。好みでごま油を少量たらすと香りが立ちます。
調理のポイント
- きゅうりは水分をしっかり切ると味がぼやけません。軽く絞る程度で十分です。
- 明太子は辛さが強いので、味見をして量を調整してください。
- すぐに食べるとシャキッとした食感が楽しめます。冷蔵庫で10〜20分冷やすと味がなじみます。
バリエーション
- 大葉や刻みねぎを加えると爽やかさが増します。
- 豆腐の角切りを混ぜればボリュームのある一品になります。
- 納豆の代わりにしらすやツナを使うアレンジもおすすめです。
盛り付けと保存
- 小鉢に盛ると箸休めらしい雰囲気になります。
- 保存は冷蔵庫で当日中〜翌日昼までを目安にしてください。水分が出るので長期保存は避けてください。
ちょいアレンジおつまみ
概要
明太子+納豆にひと工夫すると、ビールに合うこってり系おつまみになります。少量のごま油で香りが立ち、コクが増すのが特徴です。パスタやトーストの具に使うときは、余った分をそのまま少量取り分けるだけで即席のおつまみになります。
材料(1〜2人分)
- 納豆:1パック
- 明太子:1腹(ほぐす)
- しょうゆ:数滴
- ごま油:数滴〜小さじ1/4
- 小ねぎや刻み海苔(お好みで)
作り方
- 納豆をよく混ぜて粘りを出します。明太子を加えてさらに混ぜます。しょうゆは風味を見ながら数滴加えます。ごま油は最後に垂らしてさっと混ぜると香りが立ちます。小ねぎや刻み海苔を散らすと彩りと風味が増します。
パスタ・トーストの使い方
- パスタ:茹でたてにオリーブ油やバター少々を絡め、火を止めてから明太納豆を和えます。熱で明太子が馴染み、ほどよいコクに。
- トースト:バターやマヨネーズを薄く塗ったパンに明太納豆をのせ、軽くトーストします。表面が香ばしくなりおつまみにぴったりです。
ちょっとしたコツ
- ごま油は数滴から試し、香りが強すぎないよう調整してください。
- 余った具は少量を取り分け、皿に盛って冷やすか軽く温めるとそのままおつまみになります。
- 保存は冷蔵で1〜2日を目安にしてください。
手軽に作るコツ
材料の代用で手軽に
明太子はチューブタイプでも十分代用できます。皮を取る手間が省け、塩分も安定するので失敗しにくいです。納豆はひきわりを使うと全体になじみやすく、食べやすい食感になります。
下ごしらえのポイント
納豆は付属のタレを全部使わず、少しずつ加えて味を確認します。明太子は管から出してほぐし、白い筋や薄皮を取り除くと舌触りがよくなります。ネギや大葉は細かく刻むと全体に行き渡ります。
混ぜ方と味の調え方
よく混ぜて粘りを出すと味が一体になります。味を締めたいときは醤油をほんの少量、風味を出したいときはごま油を数滴加えます。辛味を足す場合はラー油や七味唐辛子を少量ずつ加え、味を見ながら調整してください。
温度とアレンジ
冷やして出すとさっぱりします。少し温めると香りが立ち、酒の肴に合います。マヨネーズを少し混ぜるとコクが出てお子様向けにもなります。
盛り付けと保存の注意
小鉢や器に盛ると見た目がよくなります。食べきれない場合はラップを密着させ冷蔵庫で保存し、1日以内に食べてください。長時間置くと風味が落ちます。