目次
はじめに
ごあいさつ
明太子とじゃがいもは、家庭で手軽に楽しめる組み合わせです。ピリッとした明太子のうま味とじゃがいものほっくり感がよく合い、簡単なおつまみから満足感のある主菜まで幅広く作れます。
この本でできること
ここでは人気のレシピを中心に、明太ポテトサラダやガレット、チーズ焼き、ドリア、チヂミなど計7章で紹介します。材料や手順をわかりやすく示し、味の調整やアレンジの例も添えます。
読み方と楽しみ方
初心者の方はまず「人気のレシピ」から試してください。時間がない日はレンジやフライパンで手早く、ゆっくり作りたい日はオーブンや焼き時間を活かしたレシピを選びます。余った明太子やじゃがいもの保存方法や使い切りのコツも紹介しますので、食材を無駄にせず楽しめます。さあ、一緒に作りましょう。
人気のレシピ
明太子とじゃがいもの組み合わせは、塩気とほくほく感がよく合い、家庭料理からおもてなしまで幅広く使えます。ここでは代表的な5品をわかりやすく紹介します。
明太ポテトサラダ
玉ねぎやきゅうりを合わせ、マヨネーズと明太子で和えます。冷たくしてお弁当や副菜に。明太子を混ぜる前に塩味を確認すると失敗が少ないです。
じゃがいもの明太ガレット
すりおろしたじゃがいもを薄く広げて焼き、明太子とバターをのせます。外はカリッと中はしっとり。朝食やおつまみに向きます。
じゃがいもの明太チーズ焼き
スライスしたじゃがいもに明太子ととろけるチーズをのせてオーブンで焼きます。シンプルで満足感が高く、子どもにも人気です。
明太ポテトドリア
ホワイトソースやご飯に明太子とじゃがいもを合わせ、チーズをのせてこんがり焼き上げます。ボリュームのある一皿です。
明太子チヂミ
じゃがいもをすりおろして生地に混ぜ、明太子を散らして焼きます。外は香ばしく、中はもっちり。ピリ辛のタレがよく合います。
明太ポテトサラダ
概要
短時間でできる、明太子の風味が楽しめるポテトサラダです。電子レンジでじゃがいもを加熱して粗くつぶし、明太子、マヨネーズ、めんつゆで和えます。調理時間は約10分です。
材料(2〜3人分)
- じゃがいも(中)3個
- 明太子 1/2腹(約40〜60g)
- マヨネーズ 大さじ3
- めんつゆ(2倍濃縮なら)小さじ1〜2
- 黒こしょう 少々
- 刻みねぎ・パセリ 適量(飾り用)
作り方
- じゃがいもはよく洗い、ラップで包んで電子レンジ(600W)で約7〜8分加熱します。竹串が通ればOKです。
- 熱いうちに皮をむき、マッシャーやフォークで粗くつぶします。完全に滑らかにせず、少し粒を残すと食感が良くなります。
- 明太子は包丁で切り開き、薄皮を取り除いて中身を出します。
- 明太子、マヨネーズ、めんつゆをボウルで混ぜ、味を見てめんつゆを調整します(明太子の塩分によって加減してください)。
- つぶしたじゃがいもと調味料を合わせ、さっくりと混ぜます。仕上げに黒こしょうと刻みねぎを散らします。
コツ・アレンジ
- じゃがいもは温かいうちに和えると味がなじみやすいです。
- マヨネーズを減らしてヨーグルトを混ぜるとさっぱりします。
- 粗みじん切りのキュウリやコーンを加えると彩りと食感が増します。
- 明太子は塩分があるので、味見をしてからめんつゆや塩を足してください。
保存方法
冷蔵庫で密閉容器に入れ、2〜3日以内にお召し上がりください。長時間置くと水分が出やすいので、食べる前に軽く混ぜると戻ります。
じゃがいもの明太ガレット
説明
細切りにしたじゃがいもと明太子を混ぜ、フライパンで両面をこんがり焼いた一品です。外はカリッと、中はもちっとした食感が楽しめます。朝ごはんやお弁当の一品、軽いおつまみにも向きます。
材料(2〜3人分)
- じゃがいも 中2個(約300g)
- 明太子 1腹(約50g)
- 片栗粉 小さじ1〜2
- 塩 少々
- 黒こしょう 少々
- サラダ油 大さじ1〜2
- お好みで刻みねぎ・マヨネーズ・チーズ
作り方
- じゃがいもは皮をむき、細めの千切りにして水にさらします。余分なでん粉を落とすと仕上がりが軽くなります。
- 水気をしっかり切り、ボウルに入れて片栗粉と塩・こしょうを混ぜます。粘りを出さないように手早く混ぜます。
- 明太子は皮を取り、じゃがいもとざっくり混ぜます。味が薄ければ軽く塩を足します。
- フライパンに油を熱し、じゃがいもを円形に広げて中火で3〜4分焼きます。底がきつね色になったら裏返し、蓋をして弱火で2〜3分蒸し焼きにします。
コツとアレンジ
- きつね色に焼くと香ばしさが出ます。押し付けすぎると硬くなるので軽く押さえてください。
- チーズをのせて蓋で溶かすと子どもにも好評です。
- 明太子は塩分があるので調味は控えめに。
保存と再加熱
冷蔵で1〜2日保存できます。再加熱は弱火のフライパンやトースターで焼くと外のカリッと感が復活します。
じゃがいもの明太チーズ焼き
材料(2人分)
- じゃがいも(中)2個
- 明太子1腹(約50g)
- マヨネーズ大さじ2
- ピザ用チーズ80g
- バター小さじ1
- 塩・こしょう少々
- オリーブ油またはサラダ油少々
- あれば刻みねぎやパセリ適量
作り方
- じゃがいもをよく洗い、縦半分に切ります。皮面にフォークで数か所穴をあけます。
- 電子レンジ(600W)で5〜7分ほど加熱し、串がスッと通るまで柔らかくします。オーブンや蒸し器でも可です。
- 中央をスプーンでくり抜き、中身はボウルに取ります。皮の内側に薄く塩をふり、油を少量塗ります。
- 取り出したじゃがいもにバター、塩こしょうを加えて混ぜ、味を見ながらマヨネーズと明太子(ほぐしたもの)を加えます。
- くり抜いた皮に詰め、上からピザ用チーズをたっぷりのせます。お好みで明太子を少しトッピングします。
- トースターまたはオーブンでチーズが溶けて薄く焦げ目がつくまで焼きます(トースターなら約8〜12分、オーブンなら200℃で10分前後)。
ポイント
- じゃがいもは中まで柔らかくしておくと詰めやすく、口当たりが良くなります。
- 明太子は塩気があるので、味見をしてからマヨネーズ量を調整してください。
- 皮をカリッとさせたい場合は、焼く前に油を薄く塗っておきます。
アレンジと保存
- ねぎや刻み海苔、青じそをのせると風味が豊かになります。
- 明太子の代わりにたらこやツナマヨでも美味しいです。
- 冷蔵で2日程度保存できます。食べるときはオーブンで温め直すと食感が戻ります。
明太ポテトドリア
レシピ概要
明太子の辛みとじゃがいものやさしい甘みが合う、グラタン風ドリアです。ボリュームがあり副菜やおつまみに向きます。
材料(2人分)
- じゃがいも 中2個(約300g)
- 明太子 1腹(約60g)
- バター 10g
- 牛乳 200ml
- 小麦粉 大さじ1
- とろけるチーズ 80g
- 塩・こしょう 少々
- パン粉(好みで)大さじ1
作り方
- じゃがいもは薄切りにし、耐熱皿でラップをして電子レンジで柔らかくします(約5〜7分)。
- フライパンにバターを溶かし、小麦粉を加えて軽く炒めます。牛乳を少しずつ加え、とろみが付くまで混ぜます。塩・こしょうで味を整えます。
- 明太子は皮を取り出してほぐします。じゃがいもに明太子を混ぜ、ホワイトソースと合わせます。
- 耐熱の器に入れてチーズをのせ、パン粉を振ります。オーブントースターまたは200℃のオーブンで約10分、表面に焼き色が付くまで焼きます。
ポイント
- じゃがいもは薄切りにすると加熱ムラが減ります。
- 明太子は味見しながら加えて辛さを調整します。
バリエーション
- ベーコンやコーンを加えると旨みが増します。
- 牛乳の代わりに生クリームを使うと濃厚になります。
保存と温め直し
冷蔵で1〜2日保存できます。食べるときはアルミホイルをかぶせてオーブンで温め直すとふんわりします。
明太子チヂミ
概要
じゃがいもと明太子を使ったチヂミです。じゃがいもはシャキッとした食感を残し、表面をしっかり焼いてカリッと仕上げます。明太子のピリッとした旨味がアクセントになり、お酒のおつまみやおかずにも向きます。
材料(2〜3人分)
- じゃがいも:中2個(約300g)
- 明太子:1腹(約60〜80g)
- 小麦粉:大さじ3(約30g)
- 片栗粉:大さじ1
- 卵:1個
- 塩:ひとつまみ
- ごま油:大さじ1〜2
- 刻みねぎ:適量
- (好みで)マヨネーズ、レモン
作り方
- じゃがいもは皮をむいて細めの千切りにします。水にさらさず、ペーパーで軽く水気を切ると食感がよくなります。
- 明太子は皮を取り、中身をほぐしておきます。辛さを抑えたい場合は少しマヨネーズと混ぜます。
- ボウルにじゃがいも、卵、小麦粉、片栗粉、塩を入れてよく混ぜます。全体になじむ程度に水を少量(大さじ1〜2)加えて調整します。
- フライパンにごま油を熱し、生地を薄く広げます。強めの中火で底を固め、ヘラで軽く押して平らにします。
- 表面が固まってきたら明太子を薄くのせ、刻みねぎを散らします。蓋をして弱火で2〜3分、中まで火を通します。
- ひっくり返して両面がきつね色になるまで焼き、最後にごま油を回しかけて香ばしく仕上げます。
コツ・ポイント
- じゃがいもの水分は完全に抜かず、少し残すとつながりやすくなります。
- 薄くのばして中火〜弱火でじっくり焼くと中はふんわり、外はカリッとします。
- 明太子は火を通しすぎると固くなるので、仕上げにのせて短時間で温めるのがおすすめです。
盛り付けと食べ方
- 好みでレモンをひと搾りしたり、醤油に酢を少し混ぜたタレを添えます。
- マヨネーズをつけるとまろやかになり、子どもにも食べやすくなります。
保存
- 焼きたてが一番おいしいです。余った場合は冷蔵で1日保存し、食べるときはトースターやフライパンで温め直してからどうぞ。