目次
はじめに
この文書の目的
この文書は、自宅で手軽に作れる「ホワイトソース明太グラタン」の作り方をわかりやすく紹介します。ホワイトソースを一から作る方法と、市販のホワイトソースを使って簡単に仕上げる方法の二通りを取り上げます。材料や手順、失敗しやすいポイント、仕上がりをよくするコツやアレンジ例まで順を追って説明しますので、料理初心者の方も安心して読めます。
明太子グラタンとは
明太子のピリッとした塩味とコクのあるホワイトソースを合わせて焼き上げる、和風のグラタンです。魚介や野菜とも相性が良く、食卓に出すと喜ばれる一品です。オーブンがなくてもトースターや魚焼きグリルで代用できます。
本書の構成と読み方
第2章で基本のホワイトソースの材料と作り方の流れを丁寧に説明します。第3章では市販ホワイトソースを使った時短レシピを紹介します。第4章では仕上がりを良くするコツや、チーズや野菜のアレンジ例をお伝えします。まずは第2章の基本を押さえると、いろいろな応用がしやすくなります。料理の段取りや器具の使い方もあわせて解説しますので、順に進めてください。
基本のホワイトソース明太グラタン
材料(2〜3人分)
- バター:20g
- 薄力粉:大さじ2
- 牛乳:300ml
- 明太子:1/2〜1腹(皮を外してほぐす)
- 玉ねぎ:1/2個(薄切り)
- 具材:じゃがいも・マカロニ・餅など好みで(下記参照)
- ピザ用チーズ:適量
- 塩・こしょう:少々
下ごしらえ
- 具材を加熱します。マカロニは表示時間より1分短めにゆで、じゃがいもは一口大に切って下茹で、餅は軽く焼くかレンジで温めます。玉ねぎは薄切りにしてください。
ホワイトソースの作り方(フライパン1つで)
- フライパンにバターを入れて中火で溶かし、玉ねぎを透き通るまで炒めます。
- 薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで1分ほど炒めます(粉の生っぽさを飛ばすため)。
- 牛乳を少量ずつ加え、その都度よく混ぜてなめらかにします。全量を入れてとろみがつくまで煮ます。
- とろみがついたら塩・こしょうで軽く味を整え、火を止めてからほぐした明太子を混ぜます(明太子の塩気があるため控えめに)。
組み立てと焼き方
- 耐熱皿に下ごしらえした具材を入れ、明太子ホワイトソースをかけます。
- 上からチーズをのせ、オーブントースターまたはオーブンでチーズが溶けて表面に焼き色がつくまで焼きます(200℃のオーブンで8〜10分が目安)。
ワンポイント
- 明太子は火にかけすぎると風味が飛ぶので、必ず火を止めてから混ぜてください。
- 塩は控えめに。具材や明太子で十分塩味がつきます。
- 具材は冷蔵庫の残り物で気軽にアレンジできます。
市販ホワイトソースで簡単に作る場合
材料(2〜3人分)
- 市販ホワイトソース:適量(200〜300gが目安)
- 明太子:1腹(皮を除いてほぐす)
- 好みの具:じゃがいも(薄切り)・ブロッコリー(小房)・えび(下処理済み)・餅など
- ピザ用チーズ:適量
作り方
- 具材を下ごしらえします。じゃがいもは薄切りにして水にさらし、えびは背わたを取り火を通します。ブロッコリーは軽く下茹でします。
- 耐熱皿に具材を並べます。水気が多いものはキッチンペーパーで軽く拭き取るとよいです。
- ボウルに市販ホワイトソースを入れ、明太子の半分を混ぜます。残りの半量はトッピング用に取っておくと風味が立ちます。
- 具材の上にソースを均一にかけ、ピザ用チーズをたっぷりのせます。残した明太子を散らします。
- 予熱したオーブン200℃で10〜12分、表面に焼き色がつくまで焼きます。オーブントースターなら5〜8分が目安です。
ポイント
- 明太子は塩分があるので、味見してから塩を足してください。
- 具材は火が通りやすい大きさに揃えると仕上がりがきれいです。
- 手早く作りたい時は冷凍野菜や茹でたじゃがいもを使うと便利です。
アレンジ例
- もちを入れると和風の満足感が増します。
- シーフードミックスを使えば短時間で豪華になります。
やさしく作れるので、忙しい日の夕食にもおすすめです。
コツ・アレンジ
調理のコツ
- 明太子は加熱で風味が飛びやすいので、ソースを作り終えた段階で混ぜるか、上に少量を残して焼き上げ後にのせて香りを活かしてください。
- ホワイトソースは焦げやすいので中火でゆっくり混ぜ、ダマができたら弱火で持ち直します。
生クリームなしでコクを出す
- 牛乳+バター+小麦粉(ルウ)で十分コクが出ます。目安は2人分で牛乳300ml、バター20g、小麦粉20g。バターで粉を炒めてから牛乳を少しずつ加え、とろみが出るまで煮ます。
和風アレンジ(ご飯に合う味)
- ホワイトソースに白だしやめんつゆを小さじ1〜2(300mlのソースに対して)加えると、和風の旨みが出てご飯に合う味になります。塩加減は最後に調整してください。
具材とチーズの組み合わせ例
- 海鮮系:エビやホタテと合わせるとリッチに。明太子は仕上げに混ぜます。
- 野菜系:ほうれん草やブロッコリーは下茹でして水気を切る。
- チーズ:とろけるタイプ(モッツァレラ)で伸びを出し、パルメザンを少量振ると香ばしくなります。
焼き方のポイント
- 耐熱容器にソースと具を入れ、200℃のオーブンで10〜12分、表面がふつふつして薄く色づくまで焼きます。仕上げに強火のグリルで1〜2分焼くと香ばしさが増しますが、明太子を上にのせる場合は焼きすぎに注意してください。
これらのコツを試して、自分好みの明太グラタンを見つけてください。