目次
はじめに
概要
本ドキュメントは、明太子と水菜を使った家庭向けのレシピ集です。鍋、炒め物、冷製パスタ、クリームパスタ、サラダうどんなど多彩な調理法を具体的に紹介します。各レシピは材料、手順、特徴やポイント、栄養とアレンジを分かりやすくまとめています。
本書の目的
毎日の食卓に手軽でおいしい一品を増やすことが目的です。明太子の旨味と水菜のシャキッとした食感を生かし、短時間で作れる料理を中心に選びました。調理初心者でも再現しやすいように手順を丁寧に示します。
対象読者
忙しい家庭の方、料理のレパートリーを増やしたい方、和洋のアレンジを試したい方に向けています。特別な器具はほとんど不要です。
レシピの読み方と注意点
各レシピは「材料→手順→ポイント→栄養・アレンジ」の順で記載します。食材の保存や加熱による変化、アレルギー表示にはご注意ください。明太子は塩分があるため、味付けは途中で調整してください。
調理のちょっとしたコツ
全材料を揃えてから始め、調味は少しずつ加えて味見を重ねると失敗が少ないです。火加減は調理ごとに示しますが、焦げ付きに注意してください。
明太とろろ鍋（マカロニ）
材料（1人分）
- 鶏もも肉 100g（食べやすくカット）
- 明太子 1腹（皮から身を取り出してほぐす）
- 長芋 80g（すりおろし）
- 水菜 約1/4束（4cm幅に切る）
- 白菜 適量、まいたけ 少々
- マカロニ 80g（ゆでておく）
- だし 300ml、酒・みりん 各小さじ1、薄口しょうゆ 少々
下ごしらえ
鶏肉は一口大に切り、明太子は包丁で切って皮から中身をしごき出します。長芋は皮をむいてすりおろし、水菜は4cm幅に切ります。マカロニは袋の表示よりやや固めにゆで、水気を切ります。
作り方
- 鍋にだしと調味料を入れて沸騰させます。
- 白菜、鶏肉、まいたけを加え、中火で約5分煮ます。
- 火を弱めて水菜、すりおろした長芋、ほぐした明太子を加えます。長芋は軽く混ぜてとろみを出し、明太子は崩しながら全体に馴染ませます。
- 最後にゆでたマカロニを器に盛り、鍋の具と熱い汁をかけて召し上がってください。
アレンジとポイント
- 鶏を豚肉に替えても合います。野菜は春菊やキャベツでも美味しくなります。
- 明太子は加熱しすぎると風味が飛ぶので、仕上げに加えて短時間で仕上げます。
- マカロニは別にゆでてから加えるとのびにくく、食感が保てます。
栄養（目安）
1人分 475kcal、たんぱく質 40.3g、脂質 23.7g。バランスよく、満足感のある一品です。
水菜のタラコ炒め（ESSE online）
レシピ紹介
料理研究家・大庭英子さんの定番の一品。材料はシンプルで短時間に作れます。シャキシャキの水菜と塩気のあるタラコがよく合います。
材料（2人分）
- 水菜 1袋（約200g）
- タラコ 1/2腹（明太子でも可）
- サラダ油 大さじ1
- 酒 大さじ1/2
下ごしらえ
水菜は根元を落とし、3〜4cm長さに切ります。タラコは薄皮に包丁で浅く切り込みを入れ、スプーンや指で中身をしごき出しておきます。
作り方
- フライパンにサラダ油を中火で熱します。
- 水菜を入れて手早く炒め、しんなりしてきたら中心に寄せます。
- タラコと酒を加え、タラコがほぐれるように全体をさっと混ぜ合わせます（30〜60秒程度）。
- 味を見て火を止め、器に盛り付けます。
ポイント・アレンジ
- 水菜は炒めすぎないことが大切です。食感を残すため手早く仕上げます。
- 明太子を使うと辛みと風味が増します。バター小さじ1を加えるとコクが出ます。
- 仕上げに刻み海苔や白ごまを散らすと見た目と香りがよくなります。
保存と再加熱
作り置きはおすすめしませんが、冷蔵で1日程度なら可。再加熱は短時間で軽く温め、炒め直すと水分が出やすいので注意してください。
盛り合わせの提案
ご飯や焼き魚、味噌汁と合わせると定番の和食定食になります。簡単にもう一品欲しいときの副菜にぴったりです。
明太子の冷製パスタ（楽天レシピ）
材料（2人分）
- パスタ：2人前
- 辛子明太子：1本（約30〜40g）
- 新玉ねぎ：1/4個（薄切り）
- 水菜：小さめ1株（4cm長さに切る）
- 青じそ：5枚（千切り）
- 白だし：小さじ2
- 塩（茹で用）：適量
下ごしらえ
- 玉ねぎは薄くスライスし、辛みが気になる場合は水に5分ほどさらしてから軽く水気を切ります。シャキッとした食感を残したいときは短めに。
- 水菜は根元を切り落とし、4cm程度に切る。青じそは軸を落として千切りにします。
- 明太子は皮を除き、白だしとよく混ぜてソースを作ります。
作り方
- 塩を入れたたっぷりの熱湯でパスタを表示より少し短めに茹で、冷水でしっかり冷やしてコシを出します。水気はしっかり切ってください。
- 冷えたパスタをボウルに入れ、明太子ソースを和えます。
- 器に盛り、水菜、玉ねぎ、青じそをのせて完成です。お好みでオリーブオイルを少量まわしかけると風味が増します。
ポイントとアレンジ
- 玉ねぎは水にさらして辛みを抜くと食べやすくなります。水を切るときはぎゅっと絞らないで軽く押す程度にするとシャキシャキ感が残ります。
- さっぱりが好みならレモン汁少々、コクを出したいときはマヨネーズ小さじ1を加えても合います。
- 調理時間は約15分、材料費は目安で500円前後です。冷製のまま召し上がってください。
たらこと水菜の豆乳クリームパスタ（味の素パーク）
材料（2人分）
- スパゲッティ 160〜200g
- たらこ 2腹（皮を取りほぐす）
- 水菜 1/2束（5cm長さに切る）
- 無調整豆乳 200ml
- 水 200ml
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩・黒こしょう 少々
作り方
- フライパンに水、オリーブオイル、ほぐしたたらこを入れて中火にかけます。たらこがふんわりと湯気で温まるまで軽く混ぜます。
- 沸騰したらパスタキューブや折ったスパゲッティを加え、表示時間より1〜2分短めに茹でます。途中でかき混ぜ、麺がくっつかないようにします。
- 麺がほぼ好みのかたさになったら水菜を加えてさっと混ぜます。水菜は火が通りやすいので手早く加えてください。
- 豆乳を回し入れ、弱火でひと煮立ちさせながら全体をなじませます。塩で味を整え、黒こしょうをふって仕上げます。
ポイント
- 豆乳は煮すぎると分離することがあります。加えたら弱火で短時間に仕上げるとまろやかになります。
- たらこに塩分があるため、味見をしてから塩を足してください。
アレンジ
- 明太子を使うとピリッとした辛みが加わります。
- きのこ類やベーコンを加えると旨味が増します。
盛り付け
熱いうちに器に盛り、仕上げにオリーブオイルを少量たらすと香りが引き立ちます。軽く黒こしょうを挽いてお召し上がりください。
明太マヨサラダうどん（テーブルマーク）
特長
ピリッとした辛さとコクのある明太マヨが主役の冷たいサラダうどんです。野菜のシャキッとした食感と刻みのりやごまの風味がよく合います。水っぽくならないように、塩もみしたきゅうりや野菜の水気をしっかり切ることが大切です。
材料（2人分）
- 冷凍うどん・ゆでうどん 2玉
- 明太子 1腹（ほぐす）
- マヨネーズ 大さじ3
- きゅうり 1本（薄切り）
- レタス・水菜など 適量
- ミニトマト 4〜6個
- 刻みのり・白ごま 適量
作り方
- きゅうりは薄切りにして軽く塩を振り、5分ほど置いて水気を絞ります。水っぽくならない工夫です。
- 明太子の中身を取り出してマヨネーズと混ぜ、明太マヨを作ります。塩気を見て調整してください。
- うどんを表示通りにゆで、冷水でよく締めて水気を切ります。水をよく切ると味がぼやけません。
- 野菜と合わせて器に盛り、明太マヨをかけ、刻みのりやごまを散らして完成です。
ポイントとアレンジ
- 明太マヨは万能で、量を調整して好みの辛さにしてください。
- ドレッシング代わりにしょうゆ少々を足すと引き締まります。
- 余った明太マヨは冷蔵庫で翌日まで保存できますが、うどんと合わせる際は新鮮なうちに召し上がってください。