目次
はじめに
明太子うどんに大葉を合わせると、明太子のピリッとした旨みと大葉の爽やかな香りがよく合います。本書では、基本の明太子うどん+大葉の作り方をまず紹介し、次にクリーミーに仕上げる方法、最後にさっぱり系の冷製明太うどんの作り方を順に説明します。初心者の方でも迷わないように、材料の扱い方や調味のコツを具体的に示します。
ポイント(簡単まとめ)
– 明太子:膜を取り、ほぐしてから使うと味が均一になります。
– 大葉:千切りにすると香りが立ち、食感も良くなります。
– うどん:温かく食べるか冷たく締めるかで合う味付けが変わります。
– 茹で汁:少量をソースに加えると調味がまとまりやすいです。
道具は鍋、ざる、ボウル、菜箸があれば十分です。各章で分量や手順を丁寧に説明しますので、まずは気軽に試してみてください。
基本の明太子うどん+大葉
材料(1人分)
- うどん(ゆで)1玉
- 明太子 1本(約30〜40g)
- めんつゆ 小さじ2〜大さじ1(濃さはお好みで)
- バター 5〜10g
- 牛乳または生クリーム 大さじ1〜3(無くても可)
- 大葉 2枚(千切り)
- お好みで:刻み海苔・黒こしょう
作り方
- 大葉を軸を切り落とし、細く千切りにします。
- 明太子は包丁で薄皮に切り目を入れ、中身を取り出します。
- うどんは表示通りに温め、湯切りして熱々の状態にします。
- 熱いうどんに明太子、めんつゆ、バターを加え、手早く和えます。バターが溶けて全体にからみます。
- 風味やコクが欲しい場合は牛乳や生クリームを少量加えて混ぜます(なくても美味しいです)。
- 器に盛り付け、千切り大葉をのせて完成です。好みで刻み海苔や黒こしょうを散らします。
ワンポイント
- 明太子は加熱しすぎると味が飛ぶので、熱いうどんの余熱で和えるだけで十分です。
- めんつゆは濃さを調整して、塩気を見ながら加えてください。
- バターは香り付けなので量を減らしても大丈夫です。
盛り付けとアレンジ
- 小口切りの青ねぎや白ごまを添えると見た目が華やかになります。
- ピリ辛が好きなら一味唐辛子を一振りしてもよいです。
保存と注意
- 明太子は傷みやすいので残った明太子は早めに冷蔵保存し、翌日までに使い切ってください。
クリーミーにしたい場合
材料(1人分)
- 冷凍または茹でうどん:1玉
- 明太子:1腹(約30g)
- 牛乳:150〜200ml
- バター:10g
- 白だし(またはめんつゆ):小さじ1〜2
- 塩:ひとつまみ
- 大葉:2〜3枚
作り方
- 明太子は包丁で縦に切って中身を取り出します。皮は取り除いておきます。
- フライパンに牛乳を入れ、弱火にかけます。沸騰させないように注意しながら温めます。
- 牛乳が温まったらバターを加えて溶かし、明太子を入れて軽く混ぜます。
- 白だしで味を整え、好みで塩を少し加えます。とろみが足りない場合は茹で汁を大さじ1杯ずつ加えて調整します。
- 茹でたうどんをフライパンに入れ、ソースを絡めるようにひと混ぜします。器に盛り付け、大葉を刻んでのせます。
ポイント・アレンジ
- 牛乳を多めにすると優しい味わいになります。コクを増したければ生クリームやクリームチーズを少量加えてください。
- 火は弱めに保ち、牛乳の分離を防ぎます。とろみはうどんの片栗粉や茹で汁で調整します。
- 大葉は最後にのせて、さっぱり感と香りのコントラストを楽しんでください。
さっぱり系にしたい場合
材料(1人分)
- 冷やしうどん 1玉
- 明太子 1腹(ほぐす)
- めんつゆ(希釈済) 大さじ2
- ごま油 小さじ1/2
- 大葉 3〜4枚(千切り)
- きゅうり 1/4本(千切り)
- 白ごま 少々
- レモンまたはすだち 適宜
下ごしらえ
- うどんは流水でしっかり冷やし、水気をよく切ります。氷水にとるとより冷たくなります。
- 明太子は腹を破ってスプーンで中身を取り出します。皮ごと軽く混ぜると食感が残り風味が出ます。
- 大葉ときゅうりは千切りにしておきます。
作り方
- ボウルに明太子、めんつゆ、ごま油を入れ、よく混ぜ合わせます。
- 冷たくして水気を切ったうどんを加え、箸で手早く和えて麺全体に味をなじませます。
- 器に盛り、きゅうりと大葉をこんもりのせて白ごまを振ります。
- お好みでレモンやすだちを軽く絞ると、さらにさっぱりと仕上がります。
アレンジのコツ
- きゅうりの代わりにミョウガや大根の千切りを使うと、香りや食感が変わって楽しめます。
- 明太子の塩気によってめんつゆの量を調整してください。薄めが好みならめんつゆを少なめに。
- 提供直前に和えることで風味が一番良い状態になります。作り置きはおすすめしません。
仕上げと保存のポイント
- 冷たさを保ちたい場合は器に氷を敷いてもよいです。
- 残った明太だれは保存容器に入れ冷蔵で1〜2日を目安に使い切ってください。