目次
はじめに
目的
本書は、明太子を使った餃子の楽しみ方を分かりやすくまとめたレシピ集です。複数の調理方法を比較しやすくし、家庭で再現しやすい手順や材料を紹介します。
このドキュメントで得られること
- 明太子を主役にした餃子のバリエーション
- 各レシピの材料・作り方・特徴やポイント
- チーズ、もち、しそ、もやしなどの組み合わせ例
想定読者
料理初心者から中級者まで。料理が苦手な方でも取り組みやすいよう、工程を丁寧に示します。
明太子と餃子の相性
明太子は塩気と旨味、ほのかな辛みが特徴で、餃子の皮や具材とよく合います。チーズやもちでまろやかに、しそでさっぱりに仕上げるなど、味の幅が広がります。
本書の使い方
各章で材料と作り方を示します。辛さや塩分は好みで調整してください。作り置きや冷凍保存のコツも章ごとに触れます。まずは第2章から、気になるレシピを試してみてください。
明太チーズのライス餃子
材料(12個分)
- 餃子の皮:12枚
- 明太子:50g(薄皮を取り除く)
- ごはん:150g
- 有塩バター:20g
- しょうゆ:小さじ2
- ピザ用チーズ:30g
- 水溶き片栗粉:適量(口を閉じる用)
- 揚げ油:適量
作り方
- 明太子は薄皮を取り除き、身をほぐします。
- ボウルにごはん、ほぐした明太子、バター、しょうゆを入れてよく混ぜ、12等分にします。
- 餃子の皮に明太ライスをのせ、その上にピザ用チーズをのせます(ライスは中心寄りに)。
- 皮の縁に水溶き片栗粉をつけて半月形に包み、しっかり閉じます。口が開かないように指で押さえてください。
- 揚げ油を180℃に熱し、餃子を入れて約3分、きつね色になるまで揚げます。チーズがとろけて皮が香ばしくなれば出来上がりです。
コツ・ポイント
- 明太子の薄皮は取り除くとなめらかな食感になります。
- ライスは水分が多すぎると包みにくいので、固めに炊いたごはんや冷ましたごはんを使うと扱いやすいです。
- 皮の封をしっかりすると揚げている間に中身が出にくくなります。
盛り付けと楽しみ方
揚げたてをそのままどうぞ。レモンを軽く絞ったり、マヨネーズやポン酢を添えると風味が変わって楽しめます。熱々のチーズのとろけ具合が主役の一品です。
もやしと明太子の棒餃子
材料(餃子の皮大判10~12枚分)
- 餃子の皮(大判)10~12枚
- 鶏ももひき肉 80g
- にんじん 100g(すりおろしとみじん切りに分ける)
- 明太子 1腹分(皮を取り中身を使う)
- にんにくすりおろし 小さじ1/4
- 粉チーズ 大さじ1 + 適量(仕上げ用)
- 料理酒 大さじ1
- 塩 小さじ1/3
- 粗びき黒こしょう 適量
- オリーブオイル 小さじ2
- レモン・粉チーズ 適量(仕上げ用)
下ごしらえ
- にんじんは半量をすりおろし、残りをみじん切りにします。食感の違いが出てアクセントになります。
- 明太子は皮を外して中身だけを用意します。塩分が気になる場合は少し押して余分な水分を捨ててください。
作り方
- ボウルに鶏ひき肉、にんじん(すりおろし・みじん切り)、にんにく、粉チーズ大さじ1、料理酒、塩、黒こしょうを入れてよく混ぜます。明太子は最後に軽く混ぜ、味のアクセントにします。
- 餃子の皮に棒状になるように具をのせ、端を閉じて棒餃子に成形します。皮が乾くと破れやすいので手早く作業します。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、中火で棒餃子を並べます。底に焼き色がついたら蓋をして弱めの中火で蒸し焼きにし、中まで火を通します(約6〜8分)。
- 蓋を外して強めの火で余分な水分を飛ばし、表面をこんがりさせます。
焼き方のコツ
- 具は詰めすぎないと皮が破れにくくなります。
- 蒸し焼き時は火を強くしすぎると焦げるので注意してください。
盛り付け・食べ方
- 食べる直前にレモンを絞り、粉チーズを振ってください。明太子の塩気とレモンの酸味がよく合います。
- 子ども向けにはレモンを控えめにし、ケチャップやマヨネーズを添えても喜ばれます。
明太しそチーズ焼き
調理時間・分量
調理時間:約10分(下準備含む)
分量:餃子の皮8枚、青じそ4枚、スライスチーズ2枚、明太子大さじ2、マヨネーズ大さじ1、ごま油大さじ1、塩適量、水適量
作り方
- 明太子は薄皮を取り出し、マヨネーズと混ぜて明太マヨを作ります。味を見て塩は控えめに。
- スライスチーズは半分に切り、青じそは軸を落として2枚を重ねておきます。
- 餃子の皮を広げ、中央に青じそ1枚(または重ねたものを半分にして)を置き、その上に半分に切ったチーズ、明太マヨ小さじ1程度をのせます。
- 皮の縁に少量の水をつけてしっかり巻き、端を閉じます。端はきっちり閉じると中身が出にくくなります。
- フライパンにごま油を熱し、中火で巻き終わりを下にして並べます。時々転がしながら約4〜5分、全体に焼き色がつくまで焼きます。
- 皿に盛り付け、仕上げに軽く塩を振って風味を引き立てます。
ポイント
- 明太マヨは濃さをお好みで調整してください。少量で十分に風味が出ます。
- 焼くときは焦げやすいので中火でじっくり焼くとチーズがとろりとします。
- 青じその代わりに大葉や細かく刻んだネギを混ぜても合います。
バリエーション
- チーズをモッツァレラに替えるとよりとろけます。
- ピリ辛がお好みなら、明太マヨに一つまみの七味を加えてください。
明太もちギョーザ
紹介
切りもちを使った、食感が楽しい明太子餃子です。もちのもっちり感とピリッとした明太子、青じその爽やかさがよく合います。おつまみや小腹が空いたときにぴったりの一品です。
材料(2人分)
- 切りもち:2個
- 餃子の皮(大判):16枚
- 青じそ:8枚
- 明太子:60g
- サラダ油:大さじ2
- ごま油:大さじ1
作り方
- 切りもちを一口大に切り、耐熱皿に並べてラップをかけ、電子レンジで20〜30秒ほど加熱して柔らかくします。熱いのでやけどに注意してください。
- 明太子は薄皮を取り、軽くほぐします。もちと明太子をボウルでさっと合わせます(粘りが出過ぎないように軽く混ぜます)。
- 餃子の皮に青じそを半分に折って乗せ、その上にもちと明太子を一口分のせます。皮の端に水をつけてしっかり閉じます。破裂を防ぐため空気を抜いて包みます。
- フライパンにサラダ油を熱し、餃子を並べて中火で焼きます。底がきつね色になったら水大さじ1(分量外)を回し入れ、ふたをして1分ほど蒸し焼きにします。仕上げにごま油を回しかけて香りを出します。
コツ・ポイント
- もちを小さめに切ると包みやすく、加熱時の破裂を減らせます。
- 明太子の塩分が強ければ量を調整してください。
- 電子レンジの加熱時間は機種によって調整します。
盛り付けと楽しみ方
刻みのりや刻みネギを散らすと見た目がよくなります。辛めが好みなら七味を少し振ってください。ビールや日本酒のおつまみに合います。
保存とアレンジ
焼き上がりは冷蔵で2日ほど保存できます。再加熱はトースターやフライパンで表面をカリッとさせるとおいしくなります。チーズを一緒に包むとコクが増して子どもにも人気です。
めんたいマヨピザ
餃子の皮を使った、手軽で楽しいピザ風アレンジです。明太子の中身をこそげ取りマヨネーズと混ぜ、餃子の皮にのせて焼きます。外はカリッと、中はとろっとした食感が楽しめます。
材料(6枚分)
- 餃子の皮 6枚
- 明太子 1腹(約50g)
- マヨネーズ 大さじ2
- ピザ用チーズ 適量
- 小口ねぎ、刻みのり、黒こしょう 少々
- オリーブオイル 少々(お好みで)
作り方
- 明太子は皮を破らないよう端から中身をこそげ取ります。ボウルに入れてマヨネーズと混ぜ、味を整えます。
- アルミホイルに餃子の皮を並べ、中央に明太マヨをのせます。量は皮の半分程度が目安です。
- ピザ用チーズをのせ、ねぎやのりを散らします。オリーブオイルを少量たらすと風味が増します。
- トースターまたはオーブンで200℃前後、皮がカリッとするまで4〜6分焼きます。焦げやすいので様子を見ながら調整してください。
焼き方のコツ
- チーズを先にのせるとこんがり仕上がります。皮が湿らないように明太マヨの量を調整してください。
- トースターは機種で火力が違うため、初めは短めに加熱して様子を見ましょう。
アレンジ例
- ツナ+コーン、刻みピーマンやベーコンを加えると満足感が増します。
- もちを少しのせて焼くと、もち明太ピザ風になります。
保存と温め直し
- 作り置きはおすすめしませんが、冷蔵で翌日まで保存可能です。温め直すときはトースターで2〜3分焼くと香ばしさが戻ります。
おつまみやおやつにぴったりの一品です。お好みのトッピングで気軽に楽しんでください。