目次
はじめに
概要
長芋・明太子・チーズを使ったグラタンは、和風の旨味とチーズのコクがよく合う人気メニューです。長芋のほくほくあるいはとろとろした食感、明太子のピリッとした辛み、チーズのまろやかさが一皿で楽しめます。時短で作れるものやヘルシーに仕上げるアレンジ、居酒屋風の一品など、用途に合わせて選べます。
この章の使い方
本書では第2章以降に複数のレシピを載せます。まずは材料の組み合わせや調理のコツを押さえてください。用途別に作り方を変えるだけで味わいが大きく変わりますので、好みや場面に合わせて挑戦してください。
食材の魅力
長芋は下ごしらえが簡単で、食感の違いを楽しめます。明太子は旨味と塩気で味を引き締めます。チーズは焦げ目がつくと香ばしく、全体をまとめます。組み合わせることで日本的な味わいと洋風の満足感が両立します。
調理のポイント
・長芋は切り方で食感を変える(角切りでホクホク、すりおろしでとろとろ)。
・明太子は加熱すると風味が飛ぶので、味を見ながら加える。少量ずつ加えて調整します。
・チーズは最後にたっぷりのせて焼くとコクが出ます。
用意する道具と心構え
オーブンやトースター、耐熱皿があれば作れます。手早く作ると仕上がりがよくなりますので、材料はあらかじめ切っておきましょう。家族の好みに合わせて辛さやチーズの量を調整してください。
誰におすすめか
簡単に満足感のある一品を作りたい方、和洋折衷の料理が好きな方、居酒屋メニューを家庭で楽しみたい方に向きます。次章から具体的なレシピを分かりやすく紹介します。
火を使わない!山芋明太子チーズグラタン
材料(2人分)
- 長芋(山芋)約200g
- 明太子1腹(約50g)
- めんつゆ(3倍濃縮)大さじ1
- 牛乳大さじ2
- ピザ用チーズ50g
作り方
- 長芋は皮をむき、厚めに切ってジッパー袋に入れます。袋の上からめん棒やスプーンの裏で叩いて粗くつぶします。形が残るくらいの粗さが食感のポイントです。
- 明太子は包丁で切り、身をほぐします。めんつゆと牛乳を混ぜておきます。
- 耐熱皿に袋からつぶした長芋を移し、明太子とめんつゆ+牛乳を加えて全体をさっと混ぜます。皿のままラップをかけて電子レンジ(600W)で約2分〜2分30秒加熱します。様子を見てとろみが出たら止めてください。
- 電子レンジから出したらピザ用チーズをたっぷりのせ、トースターでチーズに焼き色がつくまで3〜5分焼きます。焼きすぎると山芋のとろみが減るので注意してください。
ポイントと時短のコツ
- 長芋は袋でつぶすと洗い物が減ります。袋は厚手を使うか、二重にすると安心です。
- 電子レンジは機種差があるので短めに加熱して様子を見てください。
- 明太子の辛さはお好みで量を調整。マヨネーズ少量を加えるとまろやかになります。
盛り付けと楽しみ方
熱いうちに刻み海苔や刻みネギを散らすと風味が増します。忙しい日の夕食やおつまみにぴったりで、洗い物が少ないのも魅力です。
居酒屋風!長芋と明太子の豆腐チーズグラタン
材料(2〜3人分)
- 長芋(すりおろし)200g
- 絹ごし豆腐 1/2丁(約150g)
- 明太子 1腹(辛さはお好みで調整)
- ピザ用チーズ 80g
- 塩・こしょう 少々
- みりん 小さじ1(好みで)
下ごしらえ
- 長芋は皮をむき、すりおろしておきます。粘りが気になる方は軽く水気を切ると扱いやすくなります。
- 豆腐は布巾やキッチンペーパーで軽く水切りしておきます。
- 明太子は中身を取り出してほぐしておきます。
作り方(簡単4ステップ)
- ボウルにすりおろした長芋、豆腐、明太子の半量を入れてよく混ぜます。塩・こしょうとみりんで味を整えます。
- 耐熱皿に1を流し入れ、上に残りの明太子を散らします。
- ピザ用チーズを全体にのせ、200℃のオーブンで10〜15分、表面にこんがり焼き色が付くまで焼きます。オーブントースターなら様子を見ながら7〜10分程度です。
焼き方のコツとアレンジ
- 表面をしっかり焼くと居酒屋の香ばしさが出ます。仕上げにバーナーで軽く炙ると一層本格的です。
- 明太子の辛さは量で調整します。辛さ控えめならマヨネーズ少々を混ぜるとまろやかになります。
- 葱や刻み海苔を散らすと風味が増します。
保存と注意点
- 冷蔵で1〜2日。再加熱はオーブンやトースターで行うと食感が戻ります。
- 豆腐の水分でゆるくなることがあるため、焼き加減は様子を見ながら調整してください。
とろとろ食感が魅力!長芋の明太子チーズグラタン
材料(2人分)
- 長芋:200g(皮をむいて薄切り)
- 明太子:1腹(ほぐす)
- 卵:1個
- マヨネーズ:大さじ2
- ほんだし:小さじ1/2
- とろけるチーズ:適量(40〜60g)
作り方
- 長芋は皮をむき、5mmほどの薄切りにします。水にさらさずに使うととろみが残ります。
- ボウルに卵、マヨネーズ、ほんだしを入れてよく混ぜ、ほぐした明太子を加えて和えます。
- 耐熱皿に長芋を並べ、その上から調味した明太子ソースを流し入れます。全体を軽く混ぜてもよいです。
- とろけるチーズをたっぷりのせ、200℃のオーブンで約10〜12分、表面にこんがりと焼き色がつくまで焼きます。トースターなら700Wで8〜10分が目安です。
ポイント
- 長芋は薄めに切ると食感がよく、厚めだとホクホク感が出ます。
- マヨネーズでコクを出すと明太子の塩気がまろやかになります。
- 焼きすぎると硬くなるので、表面が軽く泡立ってきたら取り出してください。
アレンジ例
- 細ねぎや刻み海苔を散らすと風味が増します。
- ピリ辛が好きなら一味や黒こしょうを振ってください。
盛り付けと合わせる献立
- ビールや白ごはんのおかずにぴったりです。小鉢として出すと喜ばれます。
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カニカマで和風に!長芋のカニみそグラタン風チーズ焼き
材料(2人分)
- 長芋 約200g
- カニカマ 100g
- みそ 大さじ1〜1.5(味に合わせて調整)
- とろけるチーズ 適量
下ごしらえ
- 長芋は皮をむき、2等分します。片方はすりおろしてトロッとした状態にします(やけど注意)。もう片方は2〜3cmの長さに切り、包丁の背やすりこ木で軽く叩いて食感を出します。
- カニカマはほぐしておきます。
- みそは滑らかにするために少量の水(小さじ1〜2)で伸ばしておくと扱いやすくなります。
作り方
- 耐熱皿に叩いた長芋を敷き、上からすりおろした長芋を広げます。両方の食感が楽しめるように重ねます。
- ほぐしたカニカマを散らし、ところどころに伸ばしたみそをのせます(全体に伸ばさなくて大丈夫です)。
- 最後にとろけるチーズをたっぷりのせます。
- 200℃のオーブンで約10〜12分、チーズが溶けて軽く焼き色がつくまで焼きます。オーブントースターでも焼けます。
ポイント
- みその量で味が決まるので、味見してから加熱してください。
- すりおろした長芋は水分を多く含みますが、そのとろみがチーズとよく合います。水っぽいときは焼く前に軽く水分を切ると良いです。
盛り付けと楽しみ方
焼き上がりに刻みねぎや刻みのりを散らすと見た目が良くなります。カニみそ風の旨味と長芋の食感、チーズのとろけが酒のつまみにも最適です。
豆腐入り!長芋と明太子のふわふわチーズ焼き
概要
豆腐を加えてふわふわ、軽やかな食感に仕上げる一品です。長芋の粘りと明太子の旨味、チーズのコクがよく合います。えのきを加えると食感と旨味が増し、家族向けのボリュームおかずになります。
材料(2〜3人分)
- 長芋:150〜200g(すりおろす)
- 絹ごし豆腐:1/2丁(約150g、しっかり水切り)
- 明太子:1腹(約50g、薄皮を除く)
- 卵:1個
- 白だし:小さじ1〜2(味を見て調整)
- ピザ用チーズ:適量(40〜60g)
- えのき:1/2束(お好みで)
- 塩、こしょう:少々
下ごしらえ
- 豆腐はキッチンペーパーで包み、重しをして10〜15分置き、水気を切ります。水が多いと仕上がりがゆるくなるのでしっかり切ります。
- 長芋は皮をむいてすりおろします。手がかゆくなることがあるので、手袋か布巾を使うと安全です。
- 明太子は薄皮を取り、中身をほぐしておきます。えのきを使う場合は石づきを落としてほぐしておきます。
作り方
- ボウルに水切りした豆腐を入れ、木べらでざっくり崩します。
- すりおろした長芋、ほぐした明太子、卵、白だし、塩・こしょうを加えてよく混ぜます。全体が均一になるように混ぜます。
- 耐熱皿に2を流し入れ、上からえのき(使う場合)を散らし、チーズをのせます。
- オーブントースターまたは予熱したオーブンで焼きます。トースターなら約8〜12分、表面がふわっと膨らんでチーズに焼き色がつけば完成です。オーブンなら200℃で10〜12分を目安にします。
ポイント
- 豆腐の水切りをきちんとすることでふわっと仕上がります。
- 白だしは少量ずつ加え、味を見ながら調整してください。
- 明太子の塩分により味が濃くなるので、塩は控えめが良いです。
アレンジ
- 青ねぎや刻み海苔を仕上げに散らすと風味が増します。
- チーズを和風の溶けるタイプ(とろけるタイプ)に変えるとマイルドになります。
- ベーコンやツナを加えるとボリューム感が出ます。