目次
はじめに
明太子・生クリーム・めんつゆを使った、簡単で失敗しにくい和風クリーム明太子パスタのレシピをご紹介します。忙しい平日のランチや手早く済ませたい夕食に向く、一人分で作れるレシピです。材料はスーパーで手に入りやすく、特別な器具は必要ありません。
このレシピの特徴
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クリーミーさと明太子のピリッとした辛み、めんつゆのだし味がほどよく調和します。家庭的な味に仕上がり、子どもから大人まで楽しめます。
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手順はシンプルで短時間(目安:調理10〜15分)。パスタの茹で時間に合わせてソースを作れば、効率よく仕上がります。
この章でお伝えしたいこと
以降の章で、1人分の材料一覧、具体的な作り方、仕上がりをよくするコツ、簡単なアレンジ例を順に説明します。初めての方でも分かりやすいように、写真やポイントを交えて丁寧に解説しますので、お気軽に試してください。
基本の材料(1人分)
この章では、明太クリームパスタ(1人分)に必要な材料とそれぞれの役割、代替案や量の調整ポイントをわかりやすく説明します。
パスタ(スパゲッティ) 100g
標準的な1人分の量です。太さは1.6mm前後が扱いやすく、茹で時間は袋の表示に従ってください。食べる量を減らしたいときは80g、たくさん食べたいときは120gに調整します。
明太子(辛子明太子でもOK) 30〜40g
膜を取り除き中身をほぐして使います。辛さは商品ごとに異なるので、辛い場合は量を減らすか、クリームを多めにして調整します。たらこでも代用できますが、辛味が弱くなります。
生クリーム 80〜100ml
ソースのコクと滑らかさを出します。濃厚にしたければ100ml、さっぱりさせたいときは80mlにします。牛乳で薄めることもできます。
めんつゆ(2〜3倍濃縮) 大さじ1前後
塩味と旨味を補う調味料です。濃縮度に合わせて加減してください。なければ薄口醤油小さじ1で代用できます。
バター 10g(あればコクアップ)
仕上げに加えると風味とコクが増します。無ければオリーブオイルを少量足してください。
オリーブオイル 小さじ1(なくても可)
香りづけや明太子と乳製品のなじみを良くします。オイルが苦手な場合は省いて構いません。
塩 少々(パスタを茹でる用)
茹で湯の塩味がパスタ本体の味を決めます。目安は1リットルの湯に対して小さじ2程度です。
こしょう 適量
仕上げに軽く挽いてアクセントにします。
お好みの薬味
刻み海苔、青じそ、小ねぎなどを添えると風味が引き立ちます。
※ソースの調整に茹で汁を少量使うと、乳化してまとまりやすくなります。
作り方の手順
はじめに
1人分の手順を順を追って丁寧に説明します。手早く作れて、ソースを乳化させるのが美味しく仕上げるポイントです。
1. 明太子の下ごしらえ
薄皮に包丁で浅い切り込みを入れ、中身をスプーンや指でしごき出します。白っぽい筋や大きな膜は取り除くと口当たりが良くなります。辛さは中身の量で調整してください。
2. ソースを作る
ボウルに明太子、生クリーム、めんつゆ、室温に戻したバターを入れ、滑らかになるまでよく混ぜます。味をみて、塩気が足りなければめんつゆで少しずつ整えます。
3. パスタを茹でる
たっぷりの湯に塩を入れ(湯1Lに塩小さじ1目安)、パスタを袋表示より1分短く茹でます。茹で汁を大さじ2ほど別に取っておきます。
4. 和える(乳化させる)
湯を切った熱いパスタをすぐにソースのボウルへ入れます。取っておいた茹で汁を少しずつ加えながら手早く和え、全体がとろっととした乳化状態になるまで続けます。ゆで汁はつなぎ役ですので少しずつ足してください。
5. 盛り付けと仕上げ
器に盛り、こしょうを軽くふります。お好みで刻み海苔、青じそ、万能ねぎなどをのせて完成です。熱いうちに召し上がってください。
おいしく作るコツ
- めんつゆは少なめから
めんつゆには「塩分・だし・しょうゆ」がまとまって入っています。最初に少量(目安として小さじ1/2〜1)を入れて味見をし、足していくと失敗しにくいです。塩気が強く出やすいので、最後の調整で加えると便利です。
- 生クリームは煮立たせない
生クリームは高温で煮立たせると分離しやすいです。火を止めたフライパンや弱火で、熱いパスタの余熱でとろっとさせるイメージで混ぜると滑らかに仕上がります。
- 水分ととろみの調整(パスタの茹で汁を活用)
茹で汁のでんぷんがソースのとろみを助けます。パスタをあげる前にお玉1杯(約50〜100ml)ほど残しておき、様子を見ながら少しずつ加えて好みの濃度に調整してください。
- こってり派・さっぱり派の調整
こってりが好きならバターを多めに(10〜20g)入れ、オリーブオイルを少量足すとコクが出ます。さっぱり派は生クリームを半分程度にして牛乳を混ぜると軽くなります。
- 仕上げの一手間
最後に黒こしょうを挽いたり、刻んだパセリやレモンの皮を少量振ると風味が引き立ちます。味見をしながら調整して、熱いうちに召し上がってください。
応用アレンジ例
料理にちょっとした工夫を加えるだけで、印象が大きく変わります。ここでは手軽にできる3つのアレンジと、補足の提案を紹介します。
きのこ明太クリームパスタ
- しめじとエリンギを合わせて約80〜100g用意します。フライパンにバター10gを熱し、中火で香りが立つまで炒めます。きのこに軽く色が付いたら火を止めます。
- 火を止めた状態で、明太クリームソースを加えて全体を和えます。熱が残っているのでソースがなじみます。最後に塩と黒こしょうで味を調えます。
- きのこの風味と明太のピリッとした味がよく合います。
レモン風味
- 盛り付けの直前にレモン汁小さじ1を加えます。皮のすりおろし(レモンの皮少々)を少し振ると香りが立ちます。
- 酸味が加わり、こってりしすぎずさっぱりと食べられます。味見をしながら少しずつ入れてください。
卵黄のせ
- 盛り付け後に卵黄を1つ中央にのせます。食べるときに全体をよく混ぜると、ソースがより濃厚になります。
- 生卵が気になる場合は、低温調理の温泉卵や加熱済みの卵黄を使うと安心です。
その他の簡単アレンジとして、刻んだベーコンを炒めて加える、ほうれん草をさっと茹でて混ぜる、仕上げに刻み海苔や青ねぎを散らすといった方法もおすすめです。