目次
はじめに
明太子を使った冷製パスタは、夏の暑い日にぴったりのさっぱりとした一品です。明太子のうま味と程よい辛みが、冷たくしめたパスタに良く合います。作り方はシンプルで、忙しい日のランチや晩酌の〆にも手軽に用意できます。
おすすめの場面
- 暑い日の昼食やピクニック
- 仕事の合間の手早いランチ
- 飲んだあとの軽い〆料理
特徴と魅力
- 短時間で作れるので、時間がない日でも活躍します。
- 作り置きが可能で、冷やして味をなじませると一層おいしくなります。
- 生クリームやマヨネーズでまろやかに仕上げたり、レモンや大葉でさっぱり感を出したりとアレンジがしやすいです。
主な材料イメージ
- パスタ(スパゲッティやフェデリーニ)
- 明太子(ほぐしたもの)
- 生クリームまたはマヨネーズ、バター
- しょうゆ、レモン汁
- 大葉、刻み海苔、万能ねぎ
次章では、基本のレシピをわかりやすく順を追ってご紹介します。
基本のレシピ
材料(1人分)
- スパゲティ:160g
- 明太子:1腹
- 柚子胡椒:小さじ1/2〜1(お好みで調整)
- オリーブオイル:大さじ1〜2
- 白だし:小さじ1
- 青ネギ(小口切り):適量
下準備
- 明太子は皮を破り、中身をスプーンで取り出してほぐします。
- 青ネギを小口切りにします。
作り方
- 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(分量外)を少し入れます。スパゲティを表示時間より1分ほど長めに茹でます。時間は目安ですので、好みのかたさに合わせて調整してください。
- 茹で上がったらすぐにザルに上げて流水で一度洗い、その後氷水でしっかり冷やします。これで麺の余熱を止め、しっかりした食感になります。
- 水気をよく切ったパスタをボウルに入れ、ほぐした明太子を加えます。
- 柚子胡椒、オリーブオイル、白だしを加えて全体をやさしく混ぜ合わせます。味をみて柚子胡椒やオリーブオイルの量を調整してください。
- 皿に盛り、青ネギを散らして完成です。
ポイント
- 柚子胡椒は香りと辛味が強いので、まずは少なめに入れて味見をしてください。
- オリーブオイルは風味が良いですが、多すぎると重くなるので量を調整します。
- パスタを冷やすときは氷水でしっかり冷やすと、ソースが絡みやすくなります。
おすすめのアレンジ
彩りと食感を足す野菜
モロヘイヤは葉をざく切りにして、さっと茹でるとぬめりがやわらぎ扱いやすくなります(30秒〜1分)。貝割れ菜は生のまま加えるとピリッとしたアクセントになり、盛り付けに緑の彩りを添えます。どちらも一人分ならモロヘイヤはひとつかみ(50g程度)、貝割れ菜は少量(1/4パック程度)で十分です。
風味を引き立てる調味料
塩昆布はうま味が強いので小さじ1〜2で味がまとまります。ごま油は香りづけに数滴〜小さじ1程度を最後に回しかけると香ばしくなります。しょうゆや酢は味見をしながら少しずつ加えて、酸味や塩味のバランスをとってください。レモンは薄切りや絞り汁を添えるとさっぱりと楽しめます。
おすすめの組み合わせ例
- 和風さっぱり:塩昆布+ごま油少々+レモン汁。ごはんにも合います。
- ピリ辛中華風:豆板醤少々+ごま油+酢。貝割れ菜の辛みがいいアクセントになります。
- ヘルシープロテイン:茹でた鶏ささみや豆腐を加え、しょうゆとごま油で調味。満足感が出ます。
盛り付けと最後のひと工夫
風味の強い調味料は最後に加えると香りが立ちます。レモンは食べる直前に絞ると酸味が鮮やかです。彩りを良くしたいときは、炒りごまや刻み海苔を散らすと見た目も風味もアップします。
作り方のポイント
麺の選び方と茹で方
細めのタイプ(1.4mm)がおすすめです。ソースがよく絡み、短時間で均一に熱が通ります。たっぷりの湯に塩を入れ、表示時間より30秒~1分短めに茹でると食感がよく残ります。
明太子の下ごしらえと合わせ方
皮は指先でこそげ取るか包丁で切り開いて取り除きます。ほぐしておくと味が均一に広がります。バターやオリーブオイルを少量なじませてから混ぜるとまろやかになります。
冷やしたパスタの扱い
冷やす場合は流水で素早く冷やし、ざるでよく切ります。キッチンペーパーやサラダスピナーで水気をさらに取り、べたつきを防ぎます。
火加減と和えるタイミング
明太子は加熱しすぎると風味が飛んだり苦味が出ることがあります。しかし、温かいパスタに和えると香りが立ちます。フライパンは弱火でバターを溶かし、火を止めてから明太子を混ぜ、最後にパスタをさっと和えるとムラが出ません。
盛り付けと保存のコツ
仕上げに刻み海苔、刻みねぎや大葉をのせると見た目と風味が良くなります。余ったものは冷蔵で一日以内に食べ切るのが美味しさを保つコツです。